マフラーでいろいろ焼いてしまう
バイクのマフラーの温度など気にしていますか
バイクに乗りはじめた人がまずカスタムするとしたら、マフラーではないでしょうか。
ただカスタムだけじゃなく、マフラーはしっかりメンテナンスしてほしい箇所でもあります。
バイクに乗っているとき、マフラーが熱いな?と感じたことがある方もいると思いますが、マフラーはかなり熱くなるのです。
バイクのマフラーの温度について、また他への影響について知っておく必要があります。
バイクのマフラーの温度は目安がある
バイクのマフラーには温度の目安がありますが、車種、走行している状態、状況によって異なります。
そのため一概には言えないのですが、マフラーとエキパイ(エキゾーストパイプ マフラーの後方についているサイレンサー)の温度は標準といえる温度があります。
エキパイはエンジン付近で700℃くらいから800℃くらい、マフラーエンドは100℃から200℃くらいが標準です。
バイクで走っているとき、マフラーやその周辺が熱く感じるので、もっと温度が高いのでは?と思う方もいるでしょう。
しかしだいたいこのくらいが標準の温度といわれていて、思ったよりも低めです。
このマフラーやエキパイ付近の温度がこのくらいだと理解していれば、その周辺にパーツをつけたいとき、この温度を目安に対応できるパーツを選ぶこともできます。
しかし実際にはマフラーやエキパイがどの程度の温度になるか、製造したメーカー以外はっきりわからないので、この数字はあくまでも目安です。
マフラーの変質が見られたら異常な温度になっている可能性がある
マフラーは一般的にアルミや鉄、ステンレスなどで作られています。
こうした金属はそれぞれ、一定の温度を過ぎれば変質を起こしますし、メッキ塗装している場合も耐熱温度が設定されているので注意が必要です。
耐熱温度がそれぞれの金属にあるということは、耐熱温度を超えることが無ければ問題ないと考えることもできます。
正確な温度はメーカーにしかわかりませんが、マフラーが変質しているかどうかを見ることで、耐熱温度を超える状態かどうか判断すればいいわけです。
マフラーの熱にどう対応する?
思ったよりもマフラー周辺は温度が上がらないといっても、マフラーもエキパイもある程度の熱を持つのですから、対策を考えることも必要です。
変質しないように、またマフラーが長く持つようにするために、対策も考えてみましょう。
まずサーモンバンテージという包帯のようなものが販売されています。
これはガラス繊維でできているため熱への体制も高いのですが、本来は排気効率を高めるために利用されるものです。
熱対策として利用することは本来の使い方ではないのですが、触れば一瞬でやけどをしてしまうくらいの熱ですから、サーモンバンテージを巻くことでやけどを軽減できます。
サーモンバンテージと同じようなもので、マフラーに巻きつけて利用するヒートシールドがあります。
これはマフラーに巻きつけてやけどの防止、靴がとけるのを抑制するために利用するものです。
サーモンバンテージはマフラー全体に巻きますが、ヒートシールドは部分的に遮熱する方法です。
特に熱くなる部分から保護するために利用できますので、これもマフラーの熱対策の一つといえます。