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財布が落ちないか気になる

バイクで走行中にポケットの財布が気になる理由

ズボンの後ろポケットに財布を入れている人は多いはずです。
日常ではその状態で特に何も気にならないのですが、バイクに乗っているときはなぜか違います。
急に「財布を落としたかも!?」と気になって、何度もお尻の辺りを手で確認するということはバイクに乗っているなら誰もがやったことあるのではないでしょうか。

財布が落ちそうなズボンなら、気になるのはわかります。
しかしそんなことはなく、ふだん歩いたり走ったりしているときも落ちたことがないのであれば、なぜバイクに乗っているときだけ気になるのか疑問でしょう。
これはライダーゆえに起こり得る問題で、車の場合、財布が落ちそうなズボンを履いていたとしても運転中にそこまで気になることはありません。
落ちたら後で拾えばいいからです。
しかし、バイクは車と違って体がむき出しですから、落としたら二度と戻ってこないかもしれないというリスクがあります。

また、バイクを運転する場合、ライダーは外部の環境に意識を研ぎ澄まして、変化する状況を敏感に捉えようとしています。
「このカーブの先に対向車がいるかもしれない」、「トンネルの先は雨で路面が濡れているかもしれない」などと、常に前方のことを考えながら運転しているわけですので、体の背面は感覚的にも死角になってしまいやすいのです。
要は、運転に集中するほど、お尻のポケットにある財布の感覚が希薄になってしまうのは仕方ないことだと言えるでしょう。
走行中に財布が気になるのは、ライダーの宿命と言ってよいかもしれません。

財布を気にしないためにできること

走行中に財布が気にならないようにするためにできることとして、まず簡単なのが財布を持ち歩かないことです。
財布を持っていなければ落とす心配はゼロですので、走行中に「落としたかも!?」などと気になることはありません。
今はキャッシュレス決済が普及していますから、財布がなくても困ることは少ないはずです。

財布を持たないわけにはいかないという場合は、財布の収納場所を変えてください。
ズボンの後ろポケットだから落ちるかもしれない危険があるわけで、最初からメットインスペースに入れておけば心配はいりません。
いちいち取り出したりしまったりが面倒くさいという人もいるかもしれませんが、財布を落とすことを考えれば多少の面倒は我慢できるのではないでしょうか。

もし「落とすかもしれない」という不安より面倒くさい気持ちが強いというのであれば、落としてもかまわないという覚悟でお尻のポケットに入れたまま乗り続けることです。
ずっとそうやっていれば、いずれ慣れてきます。
そうやっているうちに、財布を落としてもかまわないからバイクに乗りたいという心境に入ることができれば、ライダーとしての豪胆ぶりに周囲の人も一目置くことは確実です。